歳時記を歩く

HitchHaiku 歳時記 — 季語で読む・季語で詠む

歳時記とは

歳時記(さいじき)は、俳句の季語を季節ごとに分類し、解説と例句を添えた「季節のことばの辞典」である。江戸時代の『俳諧歳時記栞草』以来、俳人は歳時記を傍らに置いて句を詠み、句を読んできた。季語は単なる季節の名詞ではなく、千年分の詩歌の記憶を圧縮した文化の索引である。「月」と書けば秋の澄んだ夜気が、「蛍」と書けば水辺の闇が、説明なしに立ち上がる——それが季語の力である。

俳句の季節は春・夏・秋・冬に「新年」を加えた五季で立てる。旧暦に基づくため、現代の感覚より一か月ほど早く季節が動く(立春は二月、七夕は初秋)。この「暦のずれ」も、俳句が持つ時間の奥行きのひとつである。

季語を読む — 五季の入口

HitchHaiku 歳時記から、各季を代表する季語の解説ページを公開している。古典俳句データベースの名句とともに、季語の来歴と詠み方を紹介する。

季節ごとの代表季語

立春・梅・鶯・桜・花見・朧月・蛙・雪解・春の海・行く春
新緑・若葉・五月雨・蛍・蝉・夏草・雲の峰・夕立・涼し・青田
名月・天の川・秋風・紅葉・柿・鶏頭・芒・露・赤蜻蛉・行く秋
初雪・吹雪・枯野・大寒・寒月・炭・時雨・冬田・山茶花・年の暮
新年初日・初空・元日・門松・初詣・歌かるた・去年今年・おらが春

HitchHaiku アプリ内の季語辞書には 5,000 件を超える季語が収録されており、投句時の季語検出や古語ドリル、名句エコー(投句した季語と同じ季語の古典名句が数日後に届く機能)と連動している。

俳人から読む

季語からではなく、詠み手から俳句に入る道もある。芭蕉・蕪村・一茶・子規から自由律の山頭火・放哉まで、十二人の俳人の小伝と代表句をまとめた。

HitchHaiku について

HitchHaiku(ヒッチハイク)は「俳句で旅する」をコンセプトにした俳句プラットフォームである。句作支援・古典鑑賞・吟行マップ・結社(句会グループ)機能を備え、初心者から経験者まで、日々の一句を古典の伝統と結びつける。詳しくは運営情報ページ、またはアプリ本体へ。